• 授かり婚

    Date: 2011.10.31 | Category: コミュニケーション | Tags:

    僕と彼女が結婚したのはお互いがまだ20代前半だった頃でした。最初はメル友でした。全然婚活とかはお互いに考えていなかったし、ただただふたりで一緒にいることを楽しんでいたのですが、僕らの、というか、僕の不注意で彼女を妊娠させてしまったんです。今では「授かり婚」という名前で呼ばれているようですが、僕らの結婚は「出来ちゃった婚」と呼ぶ方がより的確かもしれませんね。僕の両親も、彼女の両親も反対こそしませんでしたが、やはり大賛成というものではありませんでした。「早過ぎる」という言葉を双方の両親が口にしましたが、それでも孫の誕生というのが大きいらしく、結婚式では随分喜んだ表情をしていました。
    お互いが想像していたような結婚生活のスタートではなかったにしろ、僕にしても、彼女にしても後悔はしていません。ただやはり「もう少しいろいろやりたいことがあったな」と思うのもまた事実ですね。ただ結婚したのであれば、夫婦でいろいろ出来るのでしょうが、子供が生まれてしまってからは、夫婦のことよりも、子供のことが最優先となってしまいます。ある程度夫婦の生活を楽しんだ後でなら良いのでしょうが、時々、「お父さん、お母さんだってやりたいことがあるんだ」と心の中で叫んでしまうこともあります。友達の多くはまだ結婚をせず、独身で楽しくいろいろな出逢いを送っているように、少なくとも僕らからは見えます。彼ら、彼女らを羨ましく思うのも否定出来ません。しかし子供が眠った後、その寝顔を夫婦で眺めていると、「結婚して良かったね、この子が生まれて良かったね」と夫婦で笑い合います。